競馬の的中率と回収率は何が違う?当たるのに儲からない理由
競馬の成績を語るとき、よく出てくる言葉が、「的中率」と「回収率」です。似た言葉ですが、意味は別です。この記事では、2つの違いと、「よく当たるのに、儲からない」ことが起こる理由を、計算例で説明します。数字は、説明のための例です。
的中率とは
的中率は、馬券を買った回数のうち、当たった回数の割合です。
- 100回買って、25回当たれば、的中率は25%です
当たった回数だけを見ていて、いくら戻ってきたかは、含んでいません。
回収率とは
回収率は、使った金額に対して、戻ってきた金額の割合です。
- 合計で1万円使って、8,000円戻ってきたら、回収率は80%です
- 1万円使って、1万2,000円戻ってきたら、回収率は120%です
回収率が100%を超えれば、プラスです。100%を下回れば、マイナスです。
当たるのに、儲からないことがある
的中率が高くても、回収率が低いことは、普通に起こります。たとえば、次の2つの買い方を比べてみます。
- Aさん:単勝1.5倍の馬ばかり買う。10回のうち6回当たる(的中率60%)
- Bさん:単勝10倍の馬ばかり買う。10回のうち1回当たる(的中率10%)
100円ずつ買ったとすると、1,000円使った結果は、次のようになります。
- Aさん:6回 × 150円 = 900円。回収率90%です
- Bさん:1回 × 1,000円 = 1,000円。回収率100%です
的中率はAさんのほうがずっと高いのに、回収率はBさんのほうが高くなりました。的中率だけでは、損か得かは分からないのです。
期待値で考える
そこで使うのが、期待値(期待回収率)です。1回買ったときに、平均でいくら戻ってくるかを表します。単勝の場合は、次のように計算できます。
期待回収率 = 勝率 × オッズ
たとえば、勝率が20%で、オッズが6.0倍の馬なら、0.2 × 6.0 = 1.2。つまり、期待回収率は120%です。
ただし、本当の勝率は、誰にも分かりません。ここで使う勝率は、あくまで推定です。推定が外れていれば、期待回収率も外れます。
オッズから見た勝率との比較
オッズから見た勝率の目安は、「0.8 ÷ オッズ」で出せます(理由は、オッズと勝率の関係で説明しています)。この目安で期待回収率を計算すると、どの馬でも、約80%になります。これが、馬券の払戻率です。
つまり、回収率を100%以上にするには、「オッズから見た勝率の目安」より、本当の勝率が高い馬を見つけなければなりません。Tabnet競馬の次走予想は、AIの確率と、オッズから見た確率を並べて、この差を見るためのものです。差の読み方は、次走予想の結果の見方で説明しています。
まとめ
- 的中率は「当たった回数の割合」、回収率は「戻ってきた金額の割合」です
- 的中率が高くても、回収率が低いことがあります
- 期待回収率は「勝率 × オッズ」で考えますが、勝率は推定で、外れることがあります
最新レース情報のページには、オッズとAIの勝率を入れると、期待回収率の目安が出る計算機があります。馬券の購入は、ご自身の判断と責任で、無理のない範囲でお願いします。
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AIの予想は、次走予想で試せます。